若い頃はクリームなどつけなくても肌がしっとりしていたのに、なぜ年齢を重ねるとともに乾燥肌になってくるのでしょうか。同じことは関節にも言えます。関節液が減ってきて、関節炎や関節痛が起きるのでしょうが、これも同じ潤い成分の不足と考えられます。 例えば、肌の乾燥を例に取ると、肌が本来持っている天然潤い成分はアミノ酸なのです。
そして、 コラーゲンやエラスチンなどもこれらもアミノ酸からできています。だから、肌だけでなく、関節液や軟骨部分も、 「潤い」という意味からアミノ酸が不足することにより、炎症が起きたりするのです。「グルコサミンとは」で、 グルコサミンについてご説明しましたが、グルコサミンはこのアミノ酸の一種なのです。
加齢によってグルコサミンが不足すると、関節痛が起きます。上でも解説しましたいわゆる潤い不足の状態になります。 もう少し詳しく話しますと、軟骨とは、骨の結合部分にある組織です。すり減る骨と骨とが、直接こすれあって 痛みを感じるようになり、関節痛になります。軟骨は関節にある髄液(ずいえき)の成分でもあります。その時、軟骨をつくりだすグル コサミノグリカンというムコ多糖類をつくるのに必要なのがグルコサミンなのです。しかしながら、一定量をこえてしまう と実は毒性を生じるので注意が必要です。
グルコサミンはアミノ酸の一種とお伝えしましたが、よくグルコサミンと引き合いに出されるコンドロイチンとはムコ多 糖で軟骨の持つクッション作用、すなわち軟骨基質内に水分を閉じこめるという重要な役割を果たしています。コンドロ イチンはヒアルロン酸、ケラタン硫酸といったものと同様に総称して「グルコサミノグルカン(ムコ多糖)」と呼ばれる成分 なのです。そしてその構成成分がグルコサミンなのです。
加齢によって、グルコサミンの体内合成能力が低下する割合よりも、さらにグルコサミンからコンドロイチンへの合成能力 は低下していきます。どちらも関節には非常に大切な成分です。また、お互いに深く関係していることから引き合いにだ されることが多いのです。